ストックオプション

ストックオプションとは、株式会社の経営者や従業員が自社株を一定の行使価格で購入できる権利のこと。

会社の株価が上昇するほど儲けが増えることになるので、取締役には会社の業績を向上させ株価を上昇させようとするインセンティブ(動機付け)が与えられることになる。

 

ストックオプションのポイントは、「あらかじめ決められた期間内であれば、あらかじめ決められた価格で株式を購入できる」ことです。


例えば、株価が1株1,000円のとき、

「今後5年間はいつでも自社の株を1,000株まで1株1,000円で購入してもいいですよ」

というストックオプションを付与されたとします。

その後、会社の業績が好調で株価も上昇し、3年後には株式市場で1株2,000円になったとします。その時点でも、従業員や取締役がストックオプションの権利を行使することで、自社株を1,000円で購入できることになります。

市場価格では1株が2,000円ですので、1株あたり1,000円も安く株を購入できることになります。もし、100株を1株1,000円で購入して、そのときの時価である1株2,000円で売却したら、「1株1,000円の利益×100株」で10万円の売却益を得られるわけです。